「がん」のセミナーが開催されました
平成28年10月6日(木)に、国立がん研究センターがん対策情報センターと第一生命保険株式会社が共催しての「がん」情報普及セミナーが和歌山県民文化会館で開催され、約220人の参加がありました。このセミナーは、「がんの時代を生きる」と題して、各地で開かれていて、がん情報を得る方法など学べる内容になっています。
国立がん研究センターがん対策センター長の若尾文彦氏からは、正しいがん情報の探し方や、がん検診による早期発見の必要性について話されました。
また、和歌山県立医科大学附属病院腫瘍センター副センター長の上田弘樹氏からは、和歌山県のがん死亡率や検診の受診率などの統計を基にした状況説明がありました。さらに、県内のがん治療の拠点病院や、治療費や仕事を継続する等の相談ができる「がん相談支援センター」の紹介がありました。
このセミナーで、当館からは「がん関係図書コーナー」を案内しました。がんコーナーにある図書の紹介、当館で開催の図書館いきいきサロンや公開講座などを説明して、がん情報を得る入口として気軽に当館を活用して欲しいとお伝えしました。
平成26年の統計で和歌山県は、75歳未満のがんで亡くなった人の割合が全国で9番目に高く、和歌山県では個人に限らず、企業などと連携してのがん検診受診率向上を目指しています。当館も、がん情報のワンストップ拠点として、県民の皆さんにがん情報を広く提供できるように今後も取り組んでいきます。
がん対策情報センター長 若尾文彦氏による基調講演
「がん」関係図書コーナーの紹介をする当館松田主査司書