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「飯野和好講演会」開催しました

 2月23日(日)「平成25年度子どもが主役の読書―飯野和好講演会―」を開催しました。朝から会場入りされた飯野先生。着物姿にお洒落な帽子、三味線らしき?ものが入った布袋を肩にしたお姿は、著書「ねぎぼうずのあさたろう」の生みの親の雰囲気が漂っています。さらに素敵なお声で柔らかい物言いに講演前から魅せられます。先生は大きな荷物から三度笠や、舞台布、スライド等を取り出し、着々と舞台の準備を進められます。拍子木の指導もされ(簡単そうで先生のように澄んだ音がなかなか出ない)いざ本番。飯野和好氏、股旅姿で登場!「おっとっとと」とよろけながら最後の決めポーズでつかみはバッチリ!スライドを使いながら『ねぎぼうずのあさたろう』『つぎのかたどうぞ』『ふようどのふよこちゃん』の先生の読み語りは、会場の皆さんを「あっ」と言う間に絵本の世界へ引き込み、心の底から楽しませてくれました。

 会場の子どもから「絵本を作るのにどうして10年もかかったのですか」という質問。「絵本を描くためには色々なことをいっぱい調べたり、準備がかかるので長い時間かかってしまうんだけど、できるだけ早くするね」と苦笑いしながらの先生の答えにみなさん納得。改めて1冊の絵本が生み出されるまでの大変さ、作者の作品に対する思いの重みを感じました。

 講演会後のサイン会もお一人お一人に声をかけられ、丁寧に絵を描かれるその姿からお人柄が溢れていました。

 和歌山の旅の次は大分だとか。これからも元気に旅を続けられ楽しい世界をたくさん届けて下さることを願っています。

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霧吹きで舞台布のお手入れ           「よっ」と決めポーズで講演会の始まり

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 スライドを使って絵本の読み語り。先生の語りは登場人物が飛び出してきそう

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          「やっ!」と刀を抜いての立ち回り。実体験も大切

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旅姿の解説。絵本の素材はしっかり下調べ  サインは一人一人に丁寧に、握手も