ホーム和歌山県立図書館(本館)和歌山県立図書館ニュース> 谷野話術―がんと向き合うには―

谷野話術―がんと向き合うには―

 3月3日(日曜日)桃の節句に スプリング遊ing 2013『 健康を学ぶ楽しさ・知る喜び』を開催しました。「がんとは何か、どう向き合って生きるか、」というテーマで、北里大学医学部外科の谷野裕一(たにのひろかず)医師にご講演いただきました。がんのお話ということで、皆さん関心が深く、会場はいっぱい。また、先生は昨年の12月まで、紀の川市の公立那賀病院の乳腺外科科長をされていたので、特に紀北地方には患者さんが多く、久しぶりに先生にお会い出来るとお集まり頂いていました。
 冒頭に司書から図書館入口の「がん関係図書」コーナーの活用について少し説明をした後、いよいよ大きな拍手に迎えられ、診察室では見られないダンディなスーツ姿で先生が登場。「少しきつい話になるかもしれません」と前置きされてから、パワーポイントを活用しての講演が始まりました。がんの種類・がんになりやすい年齢層、和歌山県がん対策推進条例が施行された事、 自らが理事長をされているNPO法人いきいき和歌山がんサポートの話等々。 ご専門の乳がんの話では、患者さんへの説明の時、関西では「おちち」、関東では「おっぱい」と呼び方の違いをお話され会場が笑いの渦に。アッという間の80分でした。終了後、先生に一言声をかけたいとお待ちの方々に囲まれたお姿はまるで韓流スターなみ?
  講演会をお聞き頂き、がん患者の方・介護されるご家族の方が不安を少しでも和らげていただけたのなら幸いです。
      images.jpg      gan1.JPG

  乳がん早期受診推進シンボルのピンクリボン  画像を使ってわかりやすく説明される谷野医師

                  gan2.JPG  

                    真剣な眼差の皆様で会場は満席