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「和歌山城すごろく」展示

 閲覧室正面入り口を入ると、展示ケースの『和歌山城すごろく』が目に入ります。「なに、なに?なんだか楽しそう?」と吸い寄せられてケースを覗くと、お正月によく遊ぶ双六(すごろく)が!でもただの双六ではありません。江戸時代の和歌山城魅力満載の双六です。

 ふりだしは「大手門」。今の公園前バス停のところにある門です。和歌山城には5つの門があって、それぞれ名前がついています。みなさん全部言えますか?

 コマとなる登場人物「わかひめ」「とらのすけ」「とらわか」たちといざ、出発!途中、知らないことの発見連続。鶴を飼っていた場所「鶴の渓」、忍者もあきらめる「高石垣」、表坂コースや裏坂コースもあって楽しさいっぱい。あがりは「天守閣」。

 『和歌山城すごろく』は「わかやま絵本の会」が制作したものです。同会は郷土・和歌山の魅力を多くの大人や子どもに絵本で伝えていく活動している会です。昨年秋には「和歌山市文化奨励賞」を受賞し、今年3月で25周年を迎えて「まだまだ和歌山のすばらしい話を掘り起こし、和歌山弁の絵本も作りたい」と意欲をみせています。

 この双六、実は貸出できない資料で、普段は書庫に保管しています。県立図書館では、貴重な資料、壊れやすい本などの貸出できない資料は書庫に保管し、普段はみなさんが自由に見ることができません。このような通常見ていただけない資料を展示で紹介する機会を増やしていきたいと考えていますので、今後もお楽しみに!

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    ぼく和歌山城すごろくの「とらわか」よろしくね    和歌山城の周りものってておもしろいよ!