安楽川村文書Ⅰ・Ⅱ(和歌山県立文書館蔵)

解題

 安楽川村文書は、和歌山県立文書館が古書店から購入した、旧那賀郡元村と町村制後の安楽川村に関する文書である。
 この資料群を形成する文書の多くが、明治大正期の那賀郡安楽川村と、その大字である元地区(明治11年〔1878〕以前は小路村・加和村、以後明治22〔1889〕年までは元村)の村政や役場に関する文書であるため、便宜上文書館でこの文書名を付した。
 文書群は、大きく3つに分けられる。第一に、いわゆる「村」の文書で、小路村・加和村時代からその合併した元村、明治22年以降の大字元(元地区)に関する「村」としての文書で、区有文書的性格を有する。第二に、「役場」文書で、数種の役所・戸長役場・安楽川村役場の文書が含まれる。第三に、村会議員や戸長・村長を勤めていた津田家に関する文書である。

目録


← 戻る
上に戻る