観海閣は、日本遺産 和歌の浦 を構成する県営和歌公園内・妹背山にある水閣です。かねてより進めていた復元的整備が完成し、令和8年3月28日(土)13時00分から利用できるようになります。
和歌山県立文書館では、これにあわせて当館で所蔵する明治期の古文書「蠣海苔及漁業其他必要書類留(かきのりおよびぎょぎょうそのたひつようしょるいどめ)」を公開します。
この古文書は、当時の和歌村(現在の和歌山市和歌浦周辺)が管轄していた和歌川河口でのかきやのりの養殖に関する内容が中心です。そのなかに、明治25~26年(1892~93)観海閣の修繕を実施するにあたって、和歌村が旧藩主である徳川茂承や県へ提出した文書が残されていました。この古文書から、観海閣が和歌の浦の景観を構成する重要な建物の一つとして、明治時代にはすでに保全の対象とされていたことがわかります。
和歌山県立文書館