和歌山県営繕技師増田八郎資料(和歌山県立文書館蔵)

解題

 和歌山県営繕技師増田八郎資料は、和歌山県立文書館に寄贈された資料である。
 増田八郎は、現和歌山県庁舎を新築するため、昭和10(1936)年から同13(1938)年にかけて、営繕技師として和歌山県に在職し、県庁舎の設計・監督を務めた。
 寄贈された資料には、増田が県庁舎建築の過程や竣工時の様子を写した写真をまとめたスクラップ帳などがあり、これらの資料から県庁舎建築の様子をうかがい知ることができる。また、現在は地中に埋められて見ることができない定礎の写真など、貴重な写真も多数含まれる。
 なお、和歌山県庁本館は平成25年(2013)に国登録有形文化財として登録された。外観を始め、正面玄関・階段室、正庁、知事室、県議会議場などは現在も竣工時の姿をよく残している。

目録

Web公開資料目録


← 戻る
上に戻る