清水健さんの講演会を開催しました

　令和２年１月１９日（日）に「がん患者・家族、県民のための公開講座」を和歌山県立医科大学附属病院との共催で開催しました。今回の講師は、一般社団法人清水健基金代表理事／キャスターの清水健さんで『大切な人の『想い』とともに...』と題して御講演いただきました。

　清水さんには、29歳で乳がんを患い旅立たれた奥様との闘病生活や、現在の子育てのことなどDVDや写真を交えて幅広くお話しいただきました。

　また、多くの方に支えられて「今」があると述べられ、「一人で無理をせずに周りの人を頼ってください、一緒に頑張っていきましょう」と声をかけてくださいました。笑顔の人がひとりでも増えてほしい、悲しむ人がひとりでも減ってほしいという想いのもと、「今」への感謝や、寄り添うということについて語られました。

　多くの方に御参加をいただき、がんについて共に考え、大切な人、そして自分自身を想い、優しさ溢れる時間を共有できた、素晴らしい講演会でした。

　和歌山県は、がん死亡率が全国的に見て高いこともあり、今後とも県立医科大学附属病院と力を合わせて、信頼できるがん情報を提供していきたいと思います。がん情報を得るには、当館「がん」関係図書コーナーも御活用ください。また昨年12月には新たに「がん教育」関係図書コーナーを設置し、がん教育に役立ててもらいたい本を100冊集めておりますので、御参考にしていただけたらと思います。