2009年11月アーカイブ

出張講座 ―高等学校へ初出張―

 11月20日(金)、和歌山県立粉河高等学校へ出張講座に出向きました。3年生の保育の授業で「絵本の読み聞かせ・紙芝居」についての指導です。

 高校生を対象とした出張講座は初めてだったので不安と期待と入り交じるものとなりました。5・6時限を使った100分の講座でしたが、35名の生徒たちの真剣な眼差しとさわやかな笑顔を感じながら、講座をすすめることができました。

 将来、保育士や幼稚園の先生になりたいと目標が決まっている生徒もいて、真剣に取り組む姿勢を見せてもらいました。読み聞かせの練習で「ページをめくる時はね・・・」のアドバイスに「なるほど」と頷いてやり直したり、友達同士チェックしあったり、時間がもっとあったら!と思う中、全員で読み聞かせの発表の時間となりました。

 「みんなの前で読み聞かせをする」ことは、高校生にとってはとても緊張することですが、発表してくれた生徒は、絵本の世界を心を込めて伝えてくれました。ちょっとはずかしかったけれど、読み終えた満足感もきっと味わったことと思います。

 講座を終え、荷物を車に積んでいると、下校の生徒が「さようなら」と笑顔で声をかけてくれ、ふと顔を上げると、先程の講座をうけてくれた生徒でした。100分前まで見知らぬ人同士だったのですが、親しみを込めての挨拶が交わせ、高校へもっと県立図書館が出向いていきたいと思う帰り道となりました。

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「絵本見える?読み聞かせにいい大きさは」    「読み聞かせのポイントは・・」真剣に筆記

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  「読み方チェックしてくれよ!」           みんなに読み聞かせ。ウー緊張するー!

 

おはなしこどもまつり

 11月8日那智勝浦町立市野々小学校体育館で開催された「おはなしこどもまつり」に参加しました。
県立図書館が那智勝浦町へ出張講座に出向いたのは6月でした。その後、本の貸出の利用をよくしていただくようになり県立図書館との距離がグッと縮まり、今回参加する運びとなりました。
会場にはたくさんの子どもたちと保護者の方々が集まってくださりました。
体育館の中で走り回っていた子どもたちが、開演と同時に静かに座り、熱心に聞いてくれましたのでとてもうれしかったです。
県立図書館は大型絵本「にんじんとごぼうとだいこん」の読みきかせとストーリーテリング「鳩と豆」を実演しました。
県立図書館の昔話の絵本も展示していただき、熱心に読んでいる子どもたちの姿が見られました。永く語り伝えられてきた昔話に興味を持ってもらえたでしょうか?
たくさんの人たちが集まっての開催で、那智勝浦町のボランティアの方は準備もたいへんだったと思います。でも子どもたちの豊かな成長を願うみんなの思いは一つですよね。
子どもたちの目はとっても輝いていました。

 この様子は11月29日(日)テレビ和歌山「はばたく紀の国」(10時30分~10時50分)に放送される予定ですので、ぜひご覧ください。

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  本番前、実演内容を確認している司書!       「にんじんとごぼうとだいこん」大型絵本

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  ストーリーテリングに集中して聞く子どもたち   県立図書館の本を使ってコーナー展示

がんばってます!中学生の社会職場体験

 11月12・13(木・金)の2日間、西浜・東中学校の5人の生徒が社会職場体験を当館で行いました。

 社会職場体験は生徒が勤労観、職業観を身につけるため、地域での職場体験をすることです。図書館を選んで来てくれたのですから、「社会で働く」初体験と共に、やはり図書館ならではのことも体験してほしいと思います。ラッキーなことに月に1度しかない館内整理日が体験初日となり、利用者の方から「毎月1回、図書館閉めてどんなことしてるの?」とよく聞かれるこの1日のことを中学生の実習生に知ってもらうことができました。まずは開架閲覧室に出ている17万冊の本の面揃え(本を正しい順番に並べ、乱れをなおしていく作業です。毎回4千冊以上の本を正します)。これが簡単そうで意外と根気と注意力が必要な作業で、生徒たちは慎重に初仕事に取り組みました。午後からは司書のブックトーク研修を見学したり、図書館のしくみについての話を聞いたりして、「図書館って本を貸すだけじゃないんだ」ということを実感したようでした。

 2日目はいよいよ、利用者と直接、接するカウンター業務の体験です。資料課長から「社会人として働く心構え」についての話をしっかり聞いて「笑顔で元気よく挨拶」をモットーに、緊張しながらも一カウンター業務に挑戦!他にも、新しい本の整理や、本の修理など、バックヤードの仕事も体験し、2日間、図書館司書になりきって、がんばりました。

 手順を間違えて「まちがえたー!どうしよう」と職員に聞きに来る不安そうな顔、本の貸出で勇気を出して大きな声で「ありがとうございました」と言えた時の笑顔、本を探す作業で見つけた時に「あった!あった!メチャうれしい!」ととびはねる姿を目にし、この体験が少しでも彼らの未来につながっていきますようにと思うのでした。

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館内整理日ってとても忙しいんだなぁ      こんなに乱れてる!本はきちんと戻してほしいな

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  本の貸出しは心をこめて             ぼくもここでよく本を借りるけど、今日は逆!

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新しい本って毎週こんなにたくさん入ってくるんだ   冊修理に時間がかかる。本は大事に!

出張講座―中学生が読み聞かせをするために―

 11月4・5日の両日、紀の川市立岩出第二中学校へ「絵本の読み聞かせ」をテーマに出張講座に行ってきました。

 対象は中学3年生、全8クラス・約300名。1クラスづつの講座で計8回を2日にわけ、延べ5人の司書が担当しました。目的は家庭科の授業の一環で「幼児と触れ合うなどの活動を通して、幼児への関心を深め、かかわり方を工夫できること」の学習です。

 1限目がスタート!「もう絵本なんかとっくに卒業したのに、今さら幼稚っぽいことなんかやりたくないわ」という雰囲気の生徒。「なんか懐かしいなあ。絵本の読み聞かせなんか自分らでもできるん?」と関心有りげの生徒。同じ制服の中から見せる表情は様々でした。

 講座の内容は司書による読み聞かせの実演、幼児にとっての絵本の読み聞かせの魅力、読み聞かせの仕方です。そして生徒全員に1冊づつ絵本を持ってもらい、読み聞かせの練習から生徒による読み聞かせの発表となります。

 前半、静かに話を聞いていた生徒たちも、絵本が配られると一気に活気づき、どの生徒も絵本に見入り、指導したポイントを確認しながら楽しそうに練習をしていました。

 いよいよ練習成果の発表。2・3人の生徒に読み聞かせをしてもらいました。積極的に「やりたい!」と手が挙がらない年頃ですから指名となりました。はずかしがりながら、しぶしぶ、「なんでオレよ~!!」と言いながらも意外にやる気満々の生徒たちの読み聞かせは、クラス全体を盛り上げ、人に読んでもらう絵本の魅力、みんなで聞く楽しさを実感したようでした。

 講座終了後、1番始めに「絵本らかんべんしてよ~」と机に顔を伏せていた生徒が、講座が終わると絵本のことばを口ずさみながら教室を出て行った姿がとても印象的で、私たち司書は改めて「絵本の力」を実感しました。

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「読み聞かせの絵本は・・・」しっかり聞いてね    絵本の持ち方は「こう!」みんな持ててる?

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校長先生とマンツーマンの練習。真剣な眼差し     みんなの前で読み聞かせ。ちょっと照れるな

熱演!!第16回手づくり紙芝居コンクール

 11月3日(火)、冬の到来を感じさせる肌寒さの中、第16回手づくり紙芝居コンクール最終審査会が行われました。会場となった県立図書館2階メディア・アート・ホールは紙芝居を制作した方々の心が伝わる熱気いっぱいの1日となりました。

 16回というのは16年目ということです。1回目に出場された小学生は社会人! はたまた結婚してお子さんがいらっしゃるかもしれません。そう考えると年月の流れの早さと、16回目という歴史の重みをひしひしと感じます。

 ジュニアの部8点、一般の部7点はどれも引けを取らぬ力作揃いで、各々の実演により、ひとつひとつの作品に息が吹き込まれ、舞台の上で、制作者はもちろん、作品が一層輝いてみえました。優秀賞、特別奨励賞、奨励賞と賞の名前は異なりましたが、15組の方々の作品はみんな素晴らしく、例年にも増して見応えのある紙芝居コンクールになりました。

 紙芝居を見るのは楽しいですが、作るのは大変な作業です。しかし、紙芝居はストーリーを考えて、その場面にあった絵を1枚1枚描いていき、自分の考えているものを表現できる素晴らしい世界です。今回、残念ながら最終審査会に出場できなかった方も、紙芝居をつくる経験はきっと自分の考えを表現する力につながったことと思います。次回はぜひ舞台の上で演じる体験を味わってもらいたいです。

 これからも、手づくり紙芝居コンクールのよさがみなさんに広がるよう、1年1年を大切に積み重ねていきたいと思います。

 

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 開会式「昨晩は眠れなかったけど大丈夫!」   緊張するけど舞台の上では夢中で演じます

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 保育園児のために作った紙芝居を熱演       着物で団結。民話のいい味だすわよ!

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 ドキドキの結果発表!優秀賞は誰?     全員の表彰。やっぱり賞状ってもらうとうれしいね 

 

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