松田 浩/編 -- 勉誠出版 -- 2017.5 -- 910.2

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
本館(和歌山市) 閲覧室 /910.2/コテ/ 323517169 一般 貸出可 在庫

資料詳細

タイトル 古典文学の常識を疑う  [1]
言語 日本語
著者 松田 浩 /編, 上原 作和 /編, 佐谷 眞木人 /編, 佐伯 孝弘 /編  
出版者 勉誠出版
出版年 2017.5
ページ数 7,227p
大きさ 21cm
一般件名 日本文学-歴史
NDC分類(9版) 910.2
内容紹介 万葉集は「天皇から庶民まで」の歌集? 中世は無常の文学の時代? 古典文学で未解明・論争となっている項目を取り上げ、研究の最前線をわかりやすく解説。通説や諸問題に鋭く切り込んだトピックスも収録する。
ISBN 4-585-29147-3
ISBN13桁 978-4-585-29147-3
著者紹介 フェリス女学院大学文学部教授。専攻は日本古代文学(上代文学)。

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
『万葉集』が「天皇から庶民まで」の歌集というのは本当か 品田 悦一/著 2-5
「枕詞は訳さない」でいいのか 大浦 誠士/著 6-9
『万葉集』の本来の姿はどのようなものか 小松(小川)靖彦/著 10-13
五七のリズムは日本固有のものか 岡部 隆志/著 14-17
万葉仮名は日本語表記のための発明か 遠藤 耕太郎/著 18-21
上代文学はどのような古代日本語で表されているのか 奥村 和美/著 22-25
『古事記』と『日本書紀』の<歴史観>はどのように異なるのか 松田 浩/著 26-29
『日本書紀』は「歴史書」か 山田 純/著 30-33
『古事記』の出雲神話をどう読むか 三浦 佑之/著 34-37
『古事記』の神話は日本固有のものか 猪股 ときわ/著 38-41
天照大御神は太陽神か 烏谷 知子/著 42-45
「風土記」は在地の伝承か 飯泉 健司/著 46-49
『日本霊異記』は日本の仏教説話集の濫觴か 山本 大介/著 50-53
「国風文化」をどう捉えるか 渡辺 秀夫/著 56-59
注釈学の発生メカニズムは解明可能か 東 望歩/著 60-63
物語文学史の空白は書き換え可能か 渡辺 泰宏/著 64-67
文献空白期の平安時代琴史 正道寺 康子/著 68-71
諸本論は『枕草子』研究を革新できるか 山中 悠希/著 72-75
五味文彦『『枕草子』の歴史学』の「新説」を検証する 津島 知明/著 76-79
紫の上妻妾婚姻論は平安時代の結婚をどう読み替え得たか 鵜飼 祐江/著 80-83
『源氏物語』の巻々はどのような順番で作られたか? 中川 照将/著 84-87
『源氏物語』作中人物論の常識を問う 竹内 正彦/著 88-91
『源氏物語』宇治十帖の謎 三村 友希/著 92-95
『源氏物語』校訂本文はどこまで平安時代に遡及し得るか 上原 作和/著 96-99
『源氏物語』の注釈書はなぜ思想書となったか 湯淺 幸代/著 100-103
古筆研究はどこまで文学史を書き換えたか 仁平 道明/著 104-107
作家の古典現代語訳はどのように推敲されたか 上原 作和/著 108-111
中世が無常の時代というのは本当か 藤巻 和宏/著 114-117
和歌史において武士の時代はどう位置づけられるか 舘野 文昭/著 118-121
中世歌謡と信仰はどのように結びついていたか 中本 真人/著 122-125
中世に説話集が流行したのはなぜか 近本 謙介/著 126-129
『平家物語』は鎮魂の書か 佐伯 真一/著 130-133
『平家物語』の読み本と語り本はどう違うか 佐谷 眞木人/著 134-137
『太平記』はどのような意図で書かれたのか 小秋元 段/著 138-141
中世文学研究と「歴史学」の交錯 大橋 直義/著 142-145
お伽草子は中世の文芸か 伊藤 慎吾/著 146-149
中世の偽書 千本 英史/著 150-153
琉球をめぐる文芸 目黒 将史/著 154-157
軍記文学史は必要か 大津 雄一/著 158-161
日本における「文人」とは 池澤 一郎/著 164-167
歌語「のどけし」にみる近世の歌論と実作 盛田 帝子/著 168-171
国学における実証性と精神性 田中 康二/著 172-175
浄瑠璃正本は実際の舞台にどれだけ忠実なのか 黒石 陽子/著 176-179
歌舞伎人気はどれくらい地方にまで広がっていたのか 池山 晃/著 180-183
『奥の細道』中尾本の意義はどこにあるのか 佐藤 勝明/著 184-187
蕉風は芭蕉の何を受け継いだのか 深沢 了子/著 188-191
近世における写本と版本の関係は 塩村 耕/著 192-195
十九世紀江戸文学における作者と絵師、版元の関係 佐藤 悟/著 196-199
西鶴浮世草子をどう読むべきか 中嶋 隆/著 200-203
近世に怪談が流行ったのはなぜか 佐伯 孝弘/著 204-207
秋成にとって『春雨物語』を書く意味とは 長島 弘明/著 208-211
馬琴の「隠微」とは何だったのか 板坂 則子/著 212-215
軍記はどのような人に読まれたのか 井上 泰至/著 216-219
近世文学における教訓性とは 倉員 正江/著 220-223
近世期における春画の用途と享受者 石上 阿希/著 224-227